床材について

フトアゴヒゲトカゲの床材。

非常にたくさんの種類があって、迷います。

 

私も迷いました。未だに迷っています。

 

そこで各床材のメリットデメリットを私が感じた独断と偏見で書いてみようと思います。

 

砂を掘り返して寝る

↑砂を掘り返して就寝するスタイルの黒龍くん。

 

 

■砂

一番メジャーで定番なのかなと思います。

見た目 ★★★★☆

清潔さ ★★★☆☆

価 格 ★★★☆☆

 

星のバランスよしです。

水分が多めのうんちをする子の場合はちょっとお掃除が面倒かも。(←黒龍くん)

我が家では過去にカミハタ デザートブレンド クラシックを使用。

 

 

 

◉メリット

・くるみの殻で出来ていて、万が一誤飲してしまっても多少は安心と言うところが一番大きいです。

(それでも私は心配でペットシーツに変えましたが・・・)

注)誤飲に関してはベビーの時期はおすすめしません。

ベビーの時期はペットシートかレンガタイルが断然おすすめです。

 

・あとはなんといってもお掃除が楽。

糞をしても汚れた砂を取り除けばおしまい。

衛生面もよろしいかと思います。

(しつこいですが水分多めのうんちをする子の場合ではあまり楽では無い・・・)

 

・価格もそんなに高くはなく、見た目もそれなりにカッコ良い。

見た目の星が4つなのはフトアゴちゃんが散らかした場合は美しくない・・・。

 

 

◉デメリット

・少し注意が必要なのはケージの底がガラスやアクリルの場合フトアゴが歩くときに砂がツルツルと滑る事。

これはあまり股関節に良く無いので、床面は滑りにくい素材が良いかと。

 

・上にも書きましたが、ベビーには向かない床材です。

 

・当然ですが誤飲のしすぎは良く無いです。

 

 

■ペットシート

見た目の悪さ(カッコ良くない・・・)はありますが、清潔さはダントツかな〜と思います。

見た目 ★☆☆☆☆

清潔さ ★★★★★

価 格 ★★☆☆☆

 

 

 

◉メリット

・清潔さは抜群。汚れたらさっと取り替え、おしまい。

カットして敷き詰めて、汚れた部分だけを取り替えている飼い主様もいるようです。

賢い。

 

でも、素材はビニールなのでカットして使用する場合は誤飲しないように注意が必要。

 

・そして、砂の項目でも書きましたがベビーの時期。

この時期は餌と間違えて床材を食べてしまったりする可能性もあります。

小さい砂つぶ一粒でもベビーの体にはとても危険です。

ですので、この時期だけは床材はペットシート一択でも良いくらいじゃないかと思うくらいです。

 

 

◉デメリット

・ビジュアル的にあまり素敵では無いので、素敵にコーディネートしたい方はあまり使用していない気がします。

 

注)香りつきのものが多いですが無香料のものを選んであげる事。

一日中香りの中で過ごすのはツライでしょうから・・・。

 

・掃除の度にゴミが出て、エコじゃない。

 

 

■バークチップ・ウッドチップ

こちらは使用したことがないので、学んだ知識のみになりますが。

見た目 ★★★★☆

清潔さ ★☆☆☆☆

価 格 ★★☆☆☆

 

こちら見た目よしです。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ミタニ ハスクチップ 10L 爬虫類 底床 マット 関東当日便
価格:840円(税込、送料別) (2020/7/12時点)

楽天で購入

 

 

 

◉メリット

・やはり見た目。カッコよくディスプレイするにはとても良いかと。

 

◉デメリット

・こちらも掃除のしづらさがデメリットでは無いでしょうか。

汚れたら取り替える、砂と似ていますがサイズが大きいので一度にたくさんのチップを交換する必要がありそうです。

あとは、チップのサイズにもよりますが小さめのチップだと誤飲の危険が高くなるかと思います。

 

 

■タイル・レンガ

ケージの床に敷き詰めるだけで簡単!

見た目 ★★★★☆

清潔さ ★★★★★

価 格 ★★☆☆☆

 

こちらもバラで水洗いが出来るので清潔さはとても良しです。

小さめのレンガを選べば洗うのも簡単かと!

我が家も今後レンガタイルに変えたいな〜と考え中。

でも分厚いものは重くなるのでケージの種類によっては注意が必要・・・。

(重すぎてケージの底がぬけちゃうかも・・・)

それと壁に貼るタイプなどは中身が柔らかい素材(スチロールなど)だったりするので爪で引っ掛けて中身がボロボロ・・・なんてことにならないようにレンガや石製のものがおすすめです。

 

 

◉メリット

・一番のメリットは掃除のしやすさ。

小さいブロックを敷き詰めれば汚れた部分だけ洗えば、何度も使えるので経済的!

 

・そして何より、他の床材にあまり無いメリット。

レンガで爪が削れるので、爪切りの頻度がかなり減ること。

フトアゴちゃんにもよりますが、爪切りの必要がなくなる事もあるようです。

 

・そしてフトアゴちゃんがぐっと踏ん張れるので、股関節に良しです。

・誤飲の心配もゼロですね♪

 

 

◉デメリット

・カットしたりと言うことが基本的には出来ないので、床面にぴったりサイズに収まらないこと。

隙間には石やバーグチップ等を詰める必要あり。

 

・なにより・・・重い。

レンガを敷いた後は移動させるとき底が抜けちゃうんじゃないかと思うほど重い。

 

・床面を温めるパネルヒーターが設置出来ない。

 

 

 

↓素材がスチロールなので、あまり良く無いのかもしれませんがこんなのもありました。

爪で引っ掻いてしまってスチロールを誤飲してしまうなんて事もあるのかな・・・?

でも軽くて安いので、汚れたらポイです。

 

 

 

 

どれもこれも一長一短です。

最終的にはフトアゴちゃんの性格や好みに合わせてあげる事になるかと思います。

我が家では寝る前の穴掘りが欠かせない時期があったので、その頃は砂を使用していました。

でも汚れた場合砂を全て交換することは簡単ではないのでペットシーツに変更いたしました。

 

 

 

※当ブログ内に書かれている内容はあくまで個人が調べたり、経験した内容です。

参考程度でご覧いただけると幸いです。

万が一トラブルが起きても自己責任でお願いいたします。

個体によって全て違いますので、よく観察してその子にベストの環境を作ってあげてください。

 

※間違いやご指摘がありましたらコメントを頂けますと幸いです。

 

温度について

フトアゴヒゲトカゲは暖かい土地に住むトカゲです。

当然日本の四季には自力では対応出来ません。

ですので、健康に過ごさせてあげるにはしっかりとした温度管理が必須となります。

温度表

我が家の場合はざっくりとこんな感じです。

夜は基本25℃にキープしております。

ちなみに・・・

ベビー→生後1ヶ月くらい、体長約20cmくらいまで
ヤングアダルト→生後2〜3ヶ月くらい、体長約20〜35cmくらい
アダルト→生後3ヶ月以降、体長35cm以上

フトアゴヒゲトカゲが暮らすオーストラリア東部は昼間は気温が高く日差しが強いですが、夜には気温が下がります。
それと似た温度変化を作ってあげるというイメージです。

バスキングスポット(35℃〜40℃)

バスキングスポットとは、フトアゴヒゲトカゲが身体を温める場所です。
食後や体温が下がった時にバスキングスポットへ行って上下から体を温めます。
お腹からも温める必要があるので、バスキングライト下には暖かくなりやすい石やシェルターを置いてあげます。

食事の後は特に重要で、バスキングスポットで身体を温めて消化を促します。

フトアゴヒゲトカゲは温度が低いと食べた餌をきちんと消化出来ません。消化されない餌は腸内に留まってしまい、消化不良や下痢等の原因になってしまいます。

UV-Aで保温を、UV-Bでカルシウムを吸収、というイメージです。

カルシウムの吸収が足りないとクル病など命にかかわる病気になってしまう可能性が高くなります。

バスキングスポットは紫外線ライト(バスキングライト)で作ります。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【全国送料無料】【在庫有り!!即OK】ビバリア ハイパーサンUV 80W
価格:5520円(税込、送料無料) (2020/8/12時点)

楽天で購入

 

↑我が家では冬季はUV-AとUV-B両方がひとつで照射できるタイプを使用。

その他の場所(20℃〜30℃)

※ベビーの間は低温に弱いので、28℃〜30℃くらいで少し暖かめに設定するのが良いようです。

その他の場所はバスキングスポットで温まりすぎた身体を冷ましたり、のんびり過ごす場所です。

強い日差しを好むフトアゴですが、体温が上がりすぎると人間同様熱中症脱水になってしまいます。高温の場所とともに、必ず低温の場所も作ってあげてください。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ビバリア ツインメーターNEO(温度計/湿度計)
価格:838円(税込、送料別) (2020/8/12時点)

楽天で購入

 

↑安価な温度計もたくさんありますので、最低でも高温の場所と低温の場所には取り付けて温度を管理してください。

その他の場所・ケージ全体を温めるには保温球やヒーターを使用します。

■保温用ライト

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ビバリア エミートNEO CL 60W 関東当日便
価格:3136円(税込、送料別) (2020/8/12時点)

楽天で購入

 

↑ソケットに取り付けて使用します。どちらかと言うと全体を温めるより、局所向き。

赤や青い光の保温球もあって、夜間に点灯していてもフトアゴの目には見えないので眩しくない、と聞くのですが「なんだか見えている気がする」「夜中に起きていることがある」という意見を聞いたことがあるので我が家では使用していません。

■暖突

↑ケージ全体を温めるものと言えばやっぱりコレ。ダントツ。

我が家では冬になると天井からチェーンで吊るして、温度を調整できる様にしています。
(真冬になると少し下に下げて床付近の温度を上げます。)

 

■パネルヒーター

あとひとつフトアゴ飼いの皆さまが使用しているのが、こちらのパネルヒーター。

 

水濡厳禁なので、ケージの下に敷いてケージの外から温めます。(直接温めると低温やけどの危険もあるので、ケージの外側から温めるのが程よいようです)

夜寝るときに床が冷えるので、お腹を冷やさない様に温めてあげます。

温かい場所を覚えると毎晩パネルヒーターの上で寝る様になります。

 

 

 

そして、最後は仕事やなにやらで忙しい現代人のフトアゴ生活の強い味方

■サーモスタット

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

GEX エキゾテラ タイマーサーモ RTT−1 爬虫類 サーモスタット 沖縄別途送料
価格:8980円(税込、送料無料) (2020/8/12時点)

楽天で購入

 

 

こちらはライトの所でも紹介していますが、温度管理の強い味方です。

温度に関しては2種類の設定が出来ます。

高温温度設定と低温温度設定です。

 

●設定の温度より温度が高くなるとバスキングライトや保温ライトのスイッチが切れる。

●低温温度設定は、設定の温度より温度が低くなると、バスキングライトや保温ライトのスイッチが入る。

●時間が来ればライトのON/OFF。

などが出来ます。

要するに、設定した温度でケージ内を保てるのです。

 

例)昼間・・・バスキングスポットが40℃を超えたら切れる様に設定。

夜間・・・ケージ内の温度が20℃より低くなったらスイッチが入る様に設定。

朝7時にバスキングライト点灯、17時にバスキングライト消灯。

 

というイメージです。

 

 

一日中家にいられない方には必須アイテムかと思います。

少しお値段は張りますが、一台あるととっても助かります。

 

お座りして暖をとる黒龍くん
↑おすわりして暖をとる黒龍くん。

 

※当ブログ内に書かれている内容はあくまで個人が調べたり、経験した内容です。

参考程度でご覧いただけると幸いです。

万が一トラブルが起きても自己責任でお願いいたします。

個体によって全て違いますので、よく観察してその子にベストの環境を作ってあげてください。